北信州の独立峰、高社山(こうしゃさん)、別名「高井富士」。
地元では、「たかやしろ」と呼ばれ信仰の山として地域の人たちが管理しています。

登山を楽しむ
標高は1351.5m、中野市、木島平村、山ノ内町にまたがり、それぞれの市町村に登山口があります。
中野市の谷厳寺、山ノ内町のよませスキー場からの夜間瀬口、そして木島平スキー場からの木島口となっています。
登山は5~6月、10~11月がおすすめ。1300mしかないので、夏は暑くておすすめしません。
全体的には緩やかな勾配で、危険な箇所もなく、登山初心者でも登れる山です。スキー場からの登山は急斜面を直登するだけなので、時間は短縮されますが面白くありません。
谷厳寺からのルート
高社山登山でもっともスタンダードな信仰ルート。
往復4時間くらい。谷厳寺登山口駐車場に10台ほど駐車可。
※何度か登った写真を混ぜてるので季節風景がバラバラです。一部ゆるりながのから拝借。



始めのうちは、緩やかな斜面の登山道が続きます。

歩き始めて20分ほどで、「天狗の飛び石」という大きな岩があります。
岩には天狗の手形が残っているとか。

13仏にお参りしながら進む信仰の山ということで、菩薩などのたくさんの石碑が登山道にあります。



1時間歩くと分岐点。

分岐広場からおよそ30分ほどの登ると、大杉と八幡神社の祠があります。
20~30分おきに何かあるので、休憩の目安になるかも。

八幡神社を過ぎるとやっと視界が開き、ちょっとした稜線歩き。写真は11月なので夏は葉に覆われ何も見えないかも。



稜線を歩いていくと左手の岩場に高社神社の奥社がありました。

頂上っぽい急登

高社山の西峰への稜線に出ただけでした。


やっと高社山の頂上が目の前に。登り始めて、約2時間30分で頂上に到着。




頂上の展望台から北信五岳(飯綱、戸隠、黒姫、妙高、斑尾)や町村を見渡せます。



頂上でお昼ご飯を済ませ、分岐広場まで同じ道を下ります。



帰りは、一杯清水の分岐広場から、近道という案内に惹かれ、赤岩口へ下山。

このルートは、歩く人が少なくて藪漕ぎ状態。YAMAPとかアプリ使ってなかったら簡単に遭難できます。
ちょっと不安になりながら下っていく。


分岐から30分程下ると、林道に出ました。ここから谷厳寺までずっと林道歩き…登った道をピストンする方がよさそうです。


わたしは高社山は4時間のトレーニング山だと思ってます。里山なのに山野草や高山植物が乏しく、ブナ林でもない。頂上まで眺望もないので、ただ歩き続けるだけ。北信五岳を登るほど体力がない人にはちょうどいいかもしれませんが、うーん、私なら信越トレイルか志賀高原をハイキングしますね。
春の高社山
4月はまだ残雪があり登山はできませんが、谷厳寺の桜が見事です。高社山の麓では可愛いりんごや桃の花が一面に見られます。

冬の高社山
高社山に沿って並ぶスキー場は、よませスキー場、X-JAM高井富士、The きじまスノーパーク(旧牧の入)、スノーリゾート ロマンスの神様(旧木島平スキー場)の4つです。どれもこじんまりしたローカルスキー場で頂上は1000m前後。よませ以外はスノーボーダーの割合が多いです。

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